サンダルおやじの船で釣りをすること 9/15
a0110205_13572772.jpg登場人物:サンダルおやじ
本名不詳
ニックネームはムゥ=豚
ナコーンサワン在住40歳
サンダルを素材にしてルアーを作るのでそう呼ばれている
頑健な体と、お笑い系の巧みな話術が売り
甲高い声が玉に瑕

サンダルおやじのボートに乗る
おやじといってもボクよりひとまわりも若いので
サンダルおやじの方からすればこっちがオヤジなのだが‥‥‥

フラットなグラスボートに15馬力エンジンを積む
重いエンジンをひょいと肩に担いでマウントにセッティングする
怪力の持ち主である
エレキはなしでパドリングオンリー
ボートのバウに小さなお風呂用のプラスチック椅子をセットして
それに大きなお尻をチョコンと乗せて漕ぐ
黙々と快適なペースでポイントを流していく

a0110205_13573973.jpg投げたいポイントとパドリングの速度が絶妙なタイミングで合う
おそらく
サンダルおやじ自身が釣り好きなのだろう
タイ語しかしゃべらないが
言葉は不要だ
立木や水草にルアーを引っ掛けると素早く外してくれる
そして、何事もなかったかのように流し始める
これ以上快適な操船は見たことがない
操船技術AAA
一瞬、微妙にタイミングがずれるときは
おやじがペットボトルの水を飲んでいるときだけだ

残念ながら
サンダルおやじが流したポイントでプラーシャドーは釣れなかった
シャドーらしきバイトは二日間でわずかに一回のみ
遠来の客に釣らせてやれないジレンマなのか
たしかに
サンダルおやじに焦りの色が見えていた

しかし
地元の漁師の船とすれ違うと
必ず独特の甲高い声で話しかける
最初は迷惑そうな顔の漁師も
サンダルおやじが二言三言しゃべると
途端に表情を崩して笑い出す
このおやじ、いったい何をしゃべって笑わせているのだろう
気になってしかたがない
おやじが漁師と楽しくしゃべっている間は
釣りは中断となる

a0110205_13575127.jpgサンダルおやじが
二日間で
ボクに釣らせてくれた唯一の魚がこれだ
Plaa Kasoop
(プラーカスープ=獰猛な鯉)

おやじは
それがプラーシャドーでないことを悔しがっていたが
マイペンライ、マイペンライ
そんなこと、ボクはぜんぜん気にしていない
シンキングミノーを駆使してやっと取ったファーストバイト
ミディアムライトのボロンを根っこから曲げて
強烈に締め込んだこのパワー
そして
黒とオレンジに彩られた読売ジャイアンツカラーの美しい魚体
何も言うことがないじゃないか
まったく完璧じゃないか
十分楽しめた
忘れ得ぬ一匹になった
ありがとう


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by angling_net | 2007-08-30 23:39 | タイの釣り


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