11 nov. 2005
□ aims at kanchanaburi □ 夜中の2時半に起きる サンダル親子をたたき起こす ナコンサワンからカンチャナブリへ遠征だ 夜道を走ること3時間あまり 東の空が白み始める頃 ようやくカンチャナブリ着 クワイ川鉄橋で有名なカンチャナブリ県である 途中の食料品店で食料と飲み水を買い込む □ in noribar dam □ 去年の夏もここでやったことがある 確かあのときはワンバイトのみだった そんなことより このダムの美しさはどうだ おそらくタイでナンバーワンのロケーションである たとえ一匹も釣れなくても この景色は値打ちモノだ □ fry ball game □ 夜明けと同時に釣り始める 本来なら雨期が終わって乾期のはずだが 今年のタイは季節が遅れているらしい プラーシャドーの産卵も大きくずれ込んでいるようだ したがって もう無いはずの稚魚ボールがそこかしこに点在する しかも生まれたばかりの真っ赤な稚魚だ シャドーマンDOZオチアイの背中に気迫が漲る ボクは稚魚ボールの釣りは殆ど経験がないが DOZさんに言わせると サンダルオヤジの見切り方は早すぎるらしい もっと一カ所で粘らねばならないらしい そういえばサンダルオヤジはわずか数投でポイントを移動する そして 結果的に水面は爆発しなかった 無情にもただの一度も炸裂しなかった うむむ これはサンダルオヤジのせいだ 諦めきれない様子のシャドーマンDOZオチアイ サンダルはボール釣りのやり方を理解していないとシゲちゃんは言う ガイドのクセにまったく困ったヤツである □ reunion is expected □ DOZさんを見送りにダンチャンへ向かう バスの出発までに昼飯 ビアチャンのグラスを傾けつつ再会を期す ダンチャンの町で最後の昼餐 DOZさんの無念を載せたバスはバンコクへ向かった □ try again □ 昼からはシゲちゃんが同船した シゲちゃんの指示で一つのボールを徹底的に攻める作戦だ 30投、40投と、とことん追いつめていく するとどうだ ドラグアーマに 「ガツーン」とアタックしてきたではないか ものすごい衝撃だった 一瞬ブローニングが満月を描いたが 次の瞬間 フッとテンションはほどけた なるほど こういう釣りか‥‥‥ 初めて稚魚ボール狙いの釣りが理解できた 日暮れ前にもう一度 しつこく攻め続けたブッシュ際で ペラルアーに「ズバン」と出た 白黒のコーチドッグが跳ね上がるのが見えた ブローニングが満月を描いたのだが これもばらしてしまった 結局2バイト2バラシに終わった プラーシャドーは釣れなかったが ボクはオッケイだ シゲちゃんのおかげで この釣りの面白さがよく理解できた たとえ釣り上げてもすぐにリリースすれば 親魚はまた稚魚を守るということもわかった それでも何か喉の奥に物が詰まったような釣りだった 夜道をナコンサワンへ戻る車中 二十年前の琵琶湖で 産卵床を守る親バスを知らずに釣っていたことを思い出していた NEXT >
by angling_net
| 2007-08-31 16:25
| タイの釣り
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