6th Thailand 1/8
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  遊びをせんとや生れけむ
    戯れせんとや生れけん
      遊ぶ子供の声きけば
        我が身さえこそ動(ゆる)がるれ
                      梁塵秘抄

29 June 2006
すべてが遊びのためのボクの人生の中で
猥雑と混沌のこの国はオアシスであってそれ以外の何ものでもない
それにつけても
またあの粘り着く湿った空気と目と鼻腔に滲みる香辛料の真っ直中に
衰えた我が身を置くのかと思うとクラリと軽い目眩が起こる
釣りの糸を垂れるだけなら近所の小川でもいいはずで
平穏を求めるならわざわざそんな所に身を置く必要もないのだが
平穏を嫌うボクの性分がこの国へ誘うのか
あるいは平穏を求めるあまりその逆の行動を起こすのか
いったい何がそうさせるのか判らないままボクはまた機上のひととなる
6回目のタイである

ドンムアン空港に降り立ったボクは
旅装を解く間もなくブンサムランへ向かった
パンの耳で大きなナマズ(メコンオオナマズ)を釣るためだ
ブン(Bueng)とはタイ語で沼のことをいう
メコンオオナマズ(プラーブク)は漁師にのみ捕ることを許された魚だが
ブンサムランのプラーブクは一般市民やボクのような外国人にも開放されている
大きなナマズは4度ボクの竿を曲げた
しかし
ナマズは釣れなかった

深夜2時
チャイナタウンの屋台で中華そばを食う
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法の定めで深夜は売れないはずのビールを頼むと
店員がどこからか買ってきてテーブルに置いた
ここでは秩序も法律も猥雑と混沌の闇に消滅してしまうかのようだ
首都バンコク
タイでクルンテープと呼ばれるこの街は眠らない


30 June 2006

水深30mの底から呼吸に上がってきたプラーシャドーを狙う
突然
水面が盛り上がり
波紋が立つ
すかさず泥水本舗”Ching Dong Stick”を投げる
珍丼棒が着水するのとほぼ同時に強烈なバイトが起こる
その素早さはとても淡水のモノ(魚)とは思えない
水面が炸裂し激しい水柱が上がる
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念願の70cmオーバー、4キロ弱級


水面に突っ込む竿先
風を切る糸鳴り
申し分のないファイトだった

えびす顔で記念写真を撮っていると
突如としてシャドーが怒り狂う
「カムルチー持ち」の親指が吹っ飛ばされた瞬間
右手の指に激痛が走る
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オーマイガー!


口にかかっていない方のトリプルフックがブッスリと右手人差し指に突き刺さる
鈎はタニヤマの地獄鈎1号
水牛の皮をも貫くという恐ろしく鋭い鈎である
しかもバーブが大きい
血がたらたらと滴る
岸ではサンダルおやじが「救急車だ!救急車だ!」と狂ったように叫んでいる
ボートマンのメンは突き立った鈎を見て気を失いかけている
とりあえず写真を数枚撮ってから
シゲちゃんに頼んで
鈎先を思い切って貫通させ
クニペックスでバーブから先を切断してもらう
さすがはクニペックス
切断力は絶大である
幸い鈎は骨にあたらず動脈や神経もうまくかわしていた
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それでもルアーを付け痛みをこらえてもう一枚!


ボクの指には二つの穴があいた
せっかくだからピアスでも通そうかと思ったが
生活が不便になりそうなのでやめにした
プラーシャドー
ルアーを付けたままの記念撮影は十分注意が必要だ


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by angling_net | 2007-08-31 17:48 | タイの釣り


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